KDDI株式会社による5G SAネットワークの実装をComarchが支援

2024年1月

5G SAに係る仮想化された強固なネットワークの構築において、ポーランドのITエキスパートであるComarch(以下、「コマーチ」という。)と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、「CTC」という。)が支援しました。

コマーチはこのプロジェクトにおいて、KDDIの5G SAのコア機器のあらゆる側面を管理する包括的なOSSシステム(Operations Support System、運用支援システム)を提供し、プランニング、モニタリング、サービス保証など、ネットワークの構成要素に対する絶対的な制御を可能にしました。ネットワークを管理する観点からは、コマーチの製品にはネットワークインベントリをはじめ、プランニング、デザイン、リソース・オーケストレーション、双方向でのネットワーク統合などが含まれます。さらに、モニタリングと保証の側面では、KDDIは強化されたフォルト・マネジメント(障害管理)、パフォーマンス・マネジメント、サービス・モニタリング、ならびにサービスデスクなどの機能により、問題を迅速に検知し解決できるようになりました。

コマーチがこのプロジェクトに参画した背景には、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社との長年にわたる協力関係があります。

KDDIはモバイルネットワークオペレーションにおいて、障害の自動検出、原因の特定、ならびに回復手段までを自動化しました。これにより、KDDIはお客様に通信インフラを快適で安全かつ安定してご利用いただけるように24時間365日の体制で提供できるよう着実に進化しています。

コマーチとCTCの協力により、KDDIは、KDDI VISION 2030戦略で掲げるところの、将来に向けて、高速で信頼性が高く、メンテナンスフリーなネットワークの構築を実現するべく重要な一歩を踏み出しました。また、このことにより、KDDIは5G SAネットワークにおける運用の自動化を一層促進しました。

5G SAネットワークは、高速で低遅延のデータ伝送を可能にし、全ての構成要素においてデジタル化とネットワークスライシングの活用に重点を置くことで、最適化された全く新しい方法を提供します。新しいテクノロジーによるメリットを最大限に引き出すためには、一度に複数のドメインをカバーし、さまざまなデータソースからの情報を組み合わせてネットワークの一貫した明確な全体像を形成することができるxNF(異なるタイプのネットワーク機能)の管理が可能なソリューションを使用することが重要です。将来の5Gネットワークに最適なエクスペリエンスを提供するシステムは、急速に変化する5G SA環境に対応できる高度な自動化を備えている必要があります。コマーチが提供するのは、これらの要件をすべて満たす数少ないソリューションの一つです。

コマーチのAPAC&MEA地域に係る事業開発部門の責任者であるパウエル・ヴォルキエヴィッチは、「日本での最大手の通信事業者によるComarch OSSの採択は、5Gネットワークの実装における当社の強力なポジションを実証するものです」、「KDDIは、5Gのニーズに特化して設計されたエンドツーエンドのオーケストレーションおよびモニタリングソリューションを提供する当社の能力を評価しました。当社の包括的な製品ポートフォリオにより、お客様のすべての要件をカバーし、可能な限り最短の納期を実現するソリューションを提案することができました。」と述べました。

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