ComarchがNetiaのFault Managementシステム導入プロジェクトのフェーズ1を完了
Comarchは、2017年下期に開始したNetiaのComarch Fault Managementシステム導入プロジェクトのフェーズ1を無事完了しました。このソリューションを導入した電気通信会社は、サービスやネットワークに関連する問題を素早く発見し、解決することができます。

 

本導入プロジェクトのフェーズ1では、Netiaが指定する現場へ設備を搬入したほか、オペレーティングシステムやデータベース、Comarch Fault Managementソリューションを展開し、Netia Groupネットワークシステムに対する設定や統合を行いました。Comarchはソリューションのインストールに必要なハードウェアプラットフォームをプロジェクトのこの段階で作成したほか、オペレーティングシステムやデータベースも展開し、その後Fault Managementシステムを実装。システム稼働後には、サービス開始後に監視しなければならない重要な要素としてNetiaが指定する、ネットワークインフラストラクチャの統合作業を開始しました。

Comarchの統合型保証と分析事業部門ディレクターであるPaweł Workiewiczは、次のように述べています。「PoC(概念実証)の提案が大きく評価され、本ソリューションの完全導入についてNetiaから理解を得ることができたことから、すぐに本格的なプロジェクト作業を開始しました。本プロジェクトでは、スケジュールの厳しさが大きな課題でした。Netia Groupのネットワーク管理を担当するパートナー企業とのサービス契約が失効間近であったため、旧障害管理ソリューションの停止が目前に迫っており、それまでに、すべての基幹システムについて、必要な統合作業を終わらせなければならなかったのです。電気通信業界で長年培ってきたITシステムインテグレーション経験と、柔軟なComarch Fault Managementソリューションのお陰で、この作業を予定よりも早く完了させることができました」

 

Netia S.A.のテクノロジーとネットワーク管理担当ディレクターであるMarcin Palkowskiは、次のように述べています。「結果に満足しています。ネットワーク監視に不可欠なシステムの早急な導入を最優先事項としてきましたが、Comarchは、そうした期待に完璧に応えてくれました。重要なことですが、クライアントに影響する障害の発生率の低下、素早い事故対応などのパフォーマンスの向上やコスト削減に証明されているように、ネットワーク管理全体の内部委託プロセスが完全に成功した要因の1つは、Comarchにあると言えるでしょう」

現在、残りのネットワークアーキテクチャ要素の統合など、プロジェクトのフェーズ2が進行中です。これらの作業は、まとめてバンドル化されたため、業務上不可欠なネットワーク監視システムを迅速に統合することができます。

 

Netiaについて

Netiaは、包括的で使いやすいオンラインソリューションとマルチメディアエンターテインメントを、個人、企業のほか、政府関連機関にも提供しています。

Netia Groupは、ポーランド最大の電気通信事業者で、ポーランド国内拠点70箇所で約2,000名の従業員を擁しています。Netia Groupは、Netia S.A.、Internetia Sp. z o.o.、Telefonia Dialog Sp. z o.o.、Petrotel Sp. z o.o.、TK Telekom Sp. z o.o.などの企業で構成されています。

Netia(当時はR.P. Telekom)は、1990年代初めに、ポーランドの熱意溢れる起業家グループが電気通信市場へのアメリカ人投資家の支援を受けて設立しました。Netiaは当初、音声サービスを提供していましたが、次第にデータ送信、ブロードバンド、有料デジタルTVなどに事業を拡大していきました。

Netiaは2000年以降、ワルシャワ証券取引所に上場されています。その主な株主はMennica Polska 、FIP 11 FIZ、Nationale-Nederlanden OFE、Aviva OFE、PZU OFE Złota Jesieńなど、ポーランドの投資家です。

Netiaの光ファイバー基幹ネットワークは、約20,000キロメートルにも及び、同グループのメトロポリタンネットワークを50都市以上で結ぶと共に、10都市以上の国際通信も個々につないでいます。また、30,000以上の電気通信設備(建物、キャビネット、シェルター、アンテナ塔など)を運営し、81,000カ所以上のPOPを所有しています。

 

Netiaはポーランド国内のクラスAおよびBのオフィスビル70%以上に対応し、250万以上の施設で同社独自のアクセスネットワークが利用されていると見られています。

Netia自社接続の3分の1で、既に100 Mb/s以上のスピードでデータ送信が可能です。「21世紀ネットワーク」プロジェクトにより、2020年までにNetiaのネットワークは完全に最新化され、光ファイバーの基準を満たす予定です。

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