KPN社とコマーチ社が16年にわたる提携関係をさらに拡大
ポーランド系IT大手コマーチ社（Comarch）とオランダの通信事業大手KPN社は、SaaSと技術開発に向けて提携契約を5年延長することで合意しました。今回の提携拡大により、コマーチ社はKPN社の社内外データの品質を向上させ、収益性を考慮し事業を合理化できるよう支援します。KPN社が顧客からの苦情を減らし、発行した請求書への支払いを早めに受け、収入を脅かす請求書への異議申し立てや過少請求を減らせるよう、コマーチ社は各種サービスで支援する。
コマーチ社とKPN社の提携は、2008年にKPN子会社のSympac社がコマーチ社に支援を依頼したことに端を発します。Sympac社の未来志向型アーキテクチャが整備され、両社はVaMo有線・移動体通信事業やKPN EEN LCEといった戦略的に重要な事業にも協力を拡大させました。2019年、KPN社は自社事業を支える課金ソリューションをコマーチ社に発注しました。長年にわたり、コマーチ社はKPNの運営費を大幅に削減し、ITインフラの合理化、顧客満足度の向上、収益向上に貢献してきました。
コマーチ社はKPN社に、課金、顧客管理、通信事業の経費管理のための各種BSSを提供しています。これらBSSは、各種サービスを単一プラットフォームに統合することで請求プロセスを合理化し、高度な追跡、報告、分析ツールで正確性と効率性を確保し、さらに経費を正しく管理しながら最適化します。さらに、コマーチ社の技術は、運営の円滑化とエラー削減にも貢献し、エンドユーザーの法人アカウントとサービス管理を効率化 します。高度なシステムのバックエンド、データ記憶、分析により、KPN社はリアルタイムで得られる適切な情報に基づいて決定を下すことができるのです。またユーザーが経費とサービスの全貌を把握できるよう、コマーチ社とKPN社は顧客の立場に立って経費管理システムを共同開発しています。顧客満足度を向上させる本システムは、コマーチ社の既存顧客や新規顧客にも提供される予定です。両社はこれからも、相互運用性と効率性を高めるべく、さまざまな法人アプリの統合と連携を進めます。
また、コマーチ社はKPN社の事業目標達成に向け、保守、サポート、マネージドサービス、ホスティング、アシュアランス、情報セキュリティといった分野で製品とサービスをニーズに合わせて提供していきます。
KPN社は、情報システムを安全に守りながら機能を最大限に引き出すべく、E2Eで支援を受けられるコマーチ社のSaaSを今後も利用していきます。
 | KPN社でサービス・課金部長を務めるEdwin Beverdam氏は次のように述べた： 「コマーチ社には、我が社の戦略的成長目標達成と運営費削減に多大な貢献をいただきました。我が社の事業にとってソフトウェアは要です。コマーチ社の品質、安全性、信頼性向上へのたゆまぬ努力により、我が社の顧客満足度も向上しています。コマーチ社との提携は我が社にとって不可欠であり、これから5年間、さらなる成長、改善、革新に期待しています。」 |
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 | ポーランドのコマーチ社で副社長と取締役を務めるヴォイチェフ・パヴルシュ氏は、こう付け加えています。： 「KPN社から16年にわたり信頼を得て、共に成功を築けたことに感謝しています。こうしてKPN社との提携をさらに拡大できて光栄です。コマーチ・グループにとって主要市場であるベネルクスで、KPN社と協力しながら、事業を力強く成長させてまいります。」 |