請求および財務

Smart BSSには、通信サービスをベースにした課金モジュールが搭載されており、サブスクリプション型、課金型のどのようなサービスにも対応できる高い汎用性があります。各顧客のアカウントは、通貨、暗号通貨、アイテム（通話/SMS/インターネット、映像コンテンツ、交換可能なポイント、単発のサービスやパッケージ）などの異なる支払単位による複数のポケットを持つことができます。これにより、クレジット、ロイヤリティポイントによる前払いおよび後払い、新規顧客を紹介するとクレジットがもらえる「お友達紹介」などのキャンペーンなどのオプションや、卸売向けのマルチテナントが導入できるようになりました。

Smart BSSがサポートするもう1つのオプションは、使用量に応じた課金です。このサービスでは、EDR（Event Data Record、イベントデータ記録）やCDR（Call Data Record、通話データ記録）を取り込み、解析してサービスにマッピングし、定義された料金表に従って価格を設定します。このソリューションでは、使用量に応じて課金されるオブジェクトの種類と期間を制御することができます。また、この大量処理は自動化されており、EDRやCDRが正常に処理できない場合は、エラー検出により警告を発するなど、安全性にも配慮しています。これらの機構により、前払い、後払い、ハイブリッド型、サブスクリプション型のいずれのモデルでもシームレスな請求が可能となり、バウチャーやミックスモデルソリューションの導入が容易になります。追加の請求オプションでは、サブスクリプションを請求サイクル終了時に請求するか、サービスの使用日数に比例して事前で課金するかを選択することもできます。

Smart BSSは、請求書を一度に発行し、選択した請求サイクルの複数のアカウントに対して、請求書の作成、承認またはキャンセル、発行、送信を行う大量処理を実行することができます。すべての請求書には、1つのパネルからアクセスでき、高度な検索オプション（金額、日付、ステータス、リセラー、請求サイクル、督促状態などによる検索）を使って、さらなる管理・分析が可能です。請求および財務モジュールは、Smart BSS CRMプラットフォームと統合されており、各請求書の詳細、履歴、支払い、紛争、通知、CRMの顧客アカウント情報ページへのリンクなど、包括的な情報を確認することができます。顧客は、Self-careプラットフォームで自身の支払いを管理することができます。

また、Smart BSSでは、顧客の支払いを確実にするための大量督促プロセスも提供しています。自動大量処理により、支払いが失敗した顧客のリストが生成されます。負債の回収は、請求書が支払い済みになるか、またはアカウントが削除済みとしてマークされると、自動的に無効になります。このプロセスは、督促レベル数、各レベルでの反応の種類、メッセージ送信エージェントの活動頻度、メッセージ内のテキストについてカスタマイズすることができます。 さらに、このシステムでは顧客の支払いパターンをシステムで把握し、当局に報告します。