Network Configuration Management

コマーチ社のネットワーク構成管理システムを導入することで、通信事業者は各ドメインのネットワーク全体を構築するために設備・リソースを準備するプロビジョニングを自動化し、変更を管理できます。これまでの無線アクセスネットワーク（RAN）に頼った方法とは異なり、トランスミッション、コア、アクセス・ドメインでもプロビジョニングができるように構成を管理できます。

このネットワーク構成管理システムは、インベントリ計画・設計機能ともしっかり連携し、計画・構成を自力でこなすため、E2Eでフルフィルメントを完全に自動化します。照合機能を内蔵しているため、ムラなく正確な最新情報に基づいたネットワークのプロビジョニングを支援します。これらの情報は、運用中のネットワークから直接得られるデータに基づいてリアルタイムで報告されますので、ネットワークの変化と需要に合わせてピンポイントで設備・リソースを準備することができます。

構成管理は、ネットワークとサービス管理のフルフィルメントをゼロタッチで自動化するうえで重要な役割を担い、ライフサイクルを通じてネットワーク機器と機能を支援できるようになりました。このシステムは、特にオンボーディングの自動化に役に立ちます。このようにして、新しい機器や機能（VNFと PNFの両方）が仮想・物理ネットワークで導入されると、それらを結びつけるために適したモデルとAPIがリソースカタログに登録されます。オンボードされたモデルとAPIは、オンボードされた要素を接続するために必要とされる構成プロセスを自動化するために使用されます。

コマーチ社のネットワーク構成管理システムは、通信事業向けネットワーク管理のため、ネットワーク探索・照合モジュールともしっかり連携し、ネットワークの現状を自動的に読み出します。計画を自動承認する機能が組み込まれており、インベントリ管理の状況表示は常時更新され、設計と構成管理を完璧かつ速やかにこなせるようになっています。

ネットワーク設計と改善に向けたコマーチ社のネットワーク計画・設計システムの一部として実装することもできます。

• 整合性確認

この機能にはベンダーと技術に応じた検証ルールが組み込まれていますが、顧客別の事業方針を指定することもできます。

• ロードファイル自動作成

各ベンダーに合わせた構文でロードファイルを作成し、3GPP規格インターフェースでネットワークに自動的に取り込むことができます。

• 各種技術を活用してネットワーク要素を構成

構成管理モジュールはさまざまな技術を活用しながらネットワーク要素と変更を加えます。本モジュールは、コマンドラインインターフェース（CLI）、SNMP、またはNETCONFを通じてネットワーク要素と直接交信することもでき、CORBA、MTOSI、WebService、またはRESTCONFを通じて各種ベンダー別ネットワーク管理システムとのノースバンドインタフェースも利用することができます。

•  多数の技術に対応

コマーチ社の構成管理モジュールはIP、MPLS、DWDM、SDH、2G/3G/4G無線ネットワークをはじめとする通信技術に対応しています。ネットワーク上の全ての機器をComarch OSSコンソールただ一つで設定できます。

• 変更制御機構

コマーチ社のネットワーク構成管理モジュールは、あらゆる変更を記録して保存しますので、効果的にトラブルに対応し、素早く計画通りにロールバックして変更を元に戻すこともできます。

ネットワークに加えた変更は記録され、その詳細設定も必要に応じてすべて確認できます。変更は今後の操作のためにテンプレートとして保存できます。

• CMにより複数要素の一括設定が可能

複数のネットワーク要素も簡単に一括設定できますので、ネットワーク全体ですばやく初期設定の変更や新機能の迅速な導入などができます。