健康都市とは?
健康都市は、連携するアプリやITシステムの集合体からなるサービス・ITプラットフォームです。健康都市では、医療スタッフ、患者、医療機関を管理する人のために、生まれてから生涯を通じて包括的な医療サービスを提供することを可能にする一連のツールが作られ、提供されています。
健康都市プロジェクトの大前提は、生まれてから生涯にわたって住民に包括的な医療サービスを提供し、都市内で利用可能な医療サービスを並行して形成することです。
健康都市は、Comarch e-Careと呼ばれた遠隔医療プラットフォームを運営しています。このソリューションは、資格を持った医療スタッフを集めることで、サービスを利用する患者を24時間365日体制で監視することができます。ICTプラットフォームは、医療データや製造されたデバイスを統合するもので、電子健康手帳と分析・報告プラットフォームも含まれています。
Comarchでは、地域での本格的なサービス開始の第一歩となるパイロットプロジェクトを実施してくれる積極的な地方自治体を募集しています。条件はご協力いただく都市の人口が8,000人以上でなければいけません。
Comarchがポーランドの国立研究開発センターと締結した契約の一環として、開発作業が行われ、遠隔情報プラットフォーム「健康都市」の実証実験が行われています。Comarchのプロジェクトへの投資総額は20,963,504.00PLN(およそ635,258,000円)で、そのうち8,385,401.60PLN(およそ255,000,000円)が国立研究開発センター(NCBiR)の資金として賄われます。本プロジェクトは、欧州地域開発基金の共同出資による「Operational Programme Intelligent Development 2014 - 2020」のAction 1.1: R&D projects of enterprises(企業の研究開発プロジェクト)の下で実施されます。
Comarchとスバウキの州立病院との間で確立された協力関係により、健康都市の住民である患者に革新的な診断・治療方法を導入することが可能になりました。遠隔サービスを利用することは、何よりも、医者よりの推奨事項の管理と実施が容易になり、検査や診察の回数が減り、サービスの快適性、安心感、サポートやケアの向上に繋がりました。
遠隔ケアによって、ブジェクの市立社会福祉センターが提供するサービスを補完することができました。遠隔ケアを行うことで、医療従事者との連絡が可能となり、病気や気になる症状を相談することができ、健康面・精神面での安心感を得ることができます。また、このソリューションを導入することで、地域では必ずしも利用できない専門医へのアクセスが改善されます。例えば、老年医学の専門医や、より完全なECGホルター診断が可能になります。長期的には、このようなソリューションが高齢者や病人、孤独な人々のためのケアシステム全体の標準となるべきだと考えています。
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